大企業と中小企業の違い
- mbshienkai
- 4月25日
- 読了時間: 2分
今までの私の社会人人生は、大企業と中小企業がほぼ半分ずつの勤務でした。
大企業に入社してその半分を傘下の中小企業に出向していた、ということです。
しかし、傘下の中小企業は親会社と同じと思っていたら、大間違いでした。
人間と違って、親会社は子会社を必ずしも助けてくれる訳ではありません。
目指す事業が不確実なため子会社として出発させ、うまく行かなかった場合、
冷たく事業を切り離してしまうことも結構あります。
完全に独立した経営が許されていない子会社は、たとえ経営感覚が違っていても、
最終的には親会社に従わなければなりません。
経営手法は同じはずなのに、親企業と子会社の感覚はどこか違っています。
個人的な意見としては、6~7割は同じだと思いますが、
残りの三分の一くらいは違うと思います。
一番大きな違いは、経営の四種の神器である「人・物・金・情報」で考えると、
少なくとも資金面や人財面の、規模を含めた対応が違うことです。
資金面は提供者を、人財面は適応者を見つけることが重要になります。
親会社は資金面を助けても、優秀な人財を簡単に派遣したりはしません。
子会社が独自に、要求にマッチした人財を手に入れるのは難しいことでしょう。
運良く自社内で見つけた場合、その補充をどうするか考えなければなりません。
外部から全てがマッチした方を雇用するのは、親会社でも難しいので尚更です。
採用費用もさることながら、マッチしない部分は費用対効果が薄れるので、
他の業務での有効活用方法も考えることになります。
大企業と比べますと、中小企業は事業・組織自体が小さいので、
このような柔軟な対応は容易ではありません。
「仕事(時間)の切り売り」はどうかと考えています。
自分のできそうな仕事を求めている企業があれば、その仕事に傾注して
自分の時間を切り売りすることで、貢献できないかということです。
例えば繁忙期の勤務が求められるのであれば、その日時を決めた勤務とか、
例えばプロジェクトに参画するのであれば、まるで「出稼ぎ」のように、
計画期間中だけの決められた日時に勤務するとかです。
勿論、その場合は、常勤者のように機密を守ることが前提です。
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